沖縄県民の男性自殺率ワースト1位の謎【時事】
ある筋の情報によると、懸念されていた沖縄県民の自殺率で、 ついに男性は全国ワースト1位になったとか。
一方、女性は全国最下位、つまり全国でもっとも自殺率が 低いということである。
算出方法、データについてどの数字を使ったものかは不明だが、 この現実をどう考えればいいのか。
京都のP探偵は
「失業率が高くて、特に男性には仕事が少ないというのも男性の自殺率を押し上げている原因になってるのではないでしょうか。政府や県の対策はどうなってるんでしょうか 」
と危惧する。
西宮のT探偵は
「確かに公設市場に行ってもおばあの元気に驚いてかえってきましたが……でも一般的にも未亡人の奥様は逆のパターンより長生きするっていわれてますよね〜?それと関係あるのかな?なんくるないさぁって言葉って女性のことばなんでしょうか?ステキなことばだと思うんだけど…… 」
という。
「なんくるないさー」という言葉を本土メディアがミスリードしたため、沖縄が楽天的な社会であるかのようなイメージが定着している。
沖縄での意味は「人事を尽くして天命を待つ」に近いようだ。すべて手立てを尽くしたうえで、あとはどうにかなるよ、ということらしいですが、手立てを尽くすまでにいかないことが多いのが沖縄の男性社会の実態ともいえるか。沖縄にはメディアが取り上げない閉塞感があるのは事実だ。
神戸のK探偵は
「本土では薄れてきた、家長制度が色濃く残っている沖縄、家長が偉くなくちゃいけない訳で、それが失業してて、奥さんは、良く働く、沖縄の男性は、楽そうですが、これはかなりプレシャーになると思います。DVは、する方も心に傷を受けるし、アルコールに逃げれやすい土壌もあるし、DVやアル中も、これが一因?
僕は大阪の超下町で育った人間なので、沖縄の人の人の良さに不安になったことがあります。(大阪の超下町じゃそんな良い人は、必ず裏がある警戒すべき人)良い意味でも悪い意味でも打たれ弱い?悪循環のスパイラルに落ち込みやすい要因が多いのかも? 」
とのこと。
自分としては、仕事が少ないというのも含めて、沖縄に抱えさせられたさまざまな問題に起因する、なにか沖縄全体を覆っている出口のない重苦しい空気が原因のような気がする。県外からみると青い海青い空というイメージが強いが、自分としてはオキナワンブルーというのはむしろそんな閉塞感の意味に感じてしまう。
T探偵のリポートのように、沖縄に限らず男というのは弱い生き物で、阪神大震災のとき仮設住宅や復興住宅で孤立した男性の多くが酒に依存するようになり、孤独死していっている。この現象は沖縄と似ている。
また、K探偵の報告のように、沖縄は悪循環のスパイラルに入りやすい、たしかにそんな気がする。沖縄の女性が強いのは、年をとっても社会的に存在価値があるからのようだ。つまり、神事や行事、それに付帯する家事はすべて女性が担ってきた、男性が女性に依存してきたともいえるのだろうが、この行事家事で最高の権威を持つのが家族で最年長の女性だ。沖縄のおばあちゃんに課せられた使命は重く、それが女性長寿の要因なのかも。もっとも、食生活破綻で沖縄女性も短命化しつつあるようだが。