本日まで帰灘していた。
出身高が那覇の我が家の目と鼻の先でもあり、よく世話になり、
かわいがってもいる沖縄出身の大学3回生と、就職について
話した。
消費者心理を専門に勉強していて、ウエディングプランナーか
広告関係の仕事を目指している。
卒業後は、やっぱり沖縄に帰って就職したいという。
沖縄を出る前に聞いてきた、本土の大学を出て沖縄に帰った
うちの相方や友人たちの意見もまじえて、
「4回生の今年は、神戸でインターンでも何でもいいから、
とにかく現場を踏む経験を積んでがんばらんとあかんねー」
と再会を喜びつつ話しあった。
実際、沖縄Uターンを目指すとなると、本当に貴重な1年に
なるだろう。ウエディングの分野では、神戸には格好の現場が
うじゃうじゃある。
沖縄県はテーマ型観光のひとつとしてリゾートウエディングの
誘客をすすめており、県外からの挙式数が1999年に200組
だったのが、2005年4605組、昨年2006年は6050組と
順調に推移している。2011年には1万組を目指す。
グアム、ハワイなどが競合相手で、海外気分ながらリスクが
少なくできることをアピールしている。
人材不足を言われる沖縄の観光関連で求められているのは、
やはり本土のシビアなマーケットで頑張った経験者か、
徹底したサービスマインドを持っているスタッフ。
たとえば顧客満足でも、企業としての社会貢献度や環境への
問題意識、国内はもちろん国際情勢に対するセンスなど、
トータルとしてのサービスの概念を持った人が望まれている。
これらは、県内の大学や企業だけで感覚を磨くには限界がある。
沖縄の現場にいて、県外に出た若者の力の必要を痛感している。
もちろん、県外出身者で沖縄での就職を目指す人にもいえる
ことである。
沖縄に帰ってくる人たちは、沖縄の命運を握っているという
覚悟で、がんばれよー