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2007年03月25日

石垣島ラー油の悲しみ【八重山】







石垣島ラー油を作っている辺銀暁峰さんとは旧知の仲で、久々に会った。中国西安の出身で、毎日島の食材を集めては寸胴で煮込み、おばさんたちとレードルをぐるぐる回しながらラー油を作っている。
ラー油を売るようになってすぐ類似商品が出たが、自然と姿を消した。それがいま、粗悪な類似品がかなり出回っているという。

ラー油は、適切な温度と時間をかけて作らなければ酸化が早いそうだ。素人が作ったものや粗悪品は時間がたてば変色し、すぐわかるという。
たしかに我が家にある石垣島ラー油は3年前のものだが、開栓しても変わらない(正味期限は過ぎている)。

ブームにあやかった類似品のほか、石垣の土産店が倍の価格(1500円)で売る、正味期限切れの近いドレッシングなど別商品と合わせ技にして高額で売るなど、本土商人と地元商人が入り乱れての荒い商売に、辺銀さんは困惑していた。

何より悲しいのは、類似品が行政により「県産品推奨品」と認定されていることだという。
もろみ酢の例を見るまでもなく、沖縄産品はひとつヒットが生まれると類似品が乱立し、粗悪品が出まわることで全部がこけていくという図式が繰り返される。行政(県)が安易に助成金を出す、太鼓判を押すことに一因があると思う。

土産物店で類似品を見た。全部で5種類あった。それぞれ沖縄県推奨品(産業まつりで出品される)、石垣推奨品、「石垣島ラー油の前からあった元祖」などを謳っていた【写真】。

ちなみに石垣島ラー油は、石垣市の辺銀食堂(閉店中、GW前くらいに再オープン予定とか)2階の工房に直接来られた方にはひとり2個まで売っている。電話やファクスの注文者は、4カ月待ってもらっているという。

僕ボクサー各探偵からのコメント

黄かりゆしウェア神戸のみかん探偵は、
「辺銀さんのラー油は、僕のも賞味期限が過ぎてますが、おいしくいただいております。
類似品については、悲しい限りです。目先のことにとらわれて、結果的には、自分の首をしめることになるのに・・・
でも、そういう人たちは、そこまで考えていないから、売れなくなったら、いなくなるんでしょうね。
まあ、最後には本物が残るとは思いますが。
それにしても、行政の安直なブランド育成、地産地消といった助成は、どこも同じですね。
もちろん、生産する側の意識というか思いや、消費者側の何でもすぐ垂れ流しの情報に飛びつくというのも問題ですが・・・
また、今度石垣に行った時には、ぜひ辺銀食堂のラー油を買って帰りたいです」

やはり行政の安直なブランド育成や助成はどこも同じですか。県産品なら何でも売れたらいいというのでしょうか。沖縄は過去何回も失敗していながら、長期的な県産品のブランド戦略ができていない。わしたショップの苦戦を、アンテナショップとしての使命の終焉としか考えていないのが実態です。これでは沖縄産品は県外の優良品に取って替わられ、いずれ市場から見放されるでしょう。
こういう現状に、はっきり「地産地消は無意味」と宣言するネット系大手物流業者も出てきています。

助成金も、某沖縄移住雑誌(東京系)が作った沖縄ゴルフ場予約サイトに県は昨年度1000万円以上の助成金を出しながら、そのサイトはいまだにほとんど機能していなかったりします。県民にとっては詐欺みたいな話ですよね。 いずれこの話はきちんと取り上げたいですが・・・


晴れ西宮の俳人よねちゃんから回文川柳の秀作をいただきました。
「八重山の ラー油は優等 飲まや笑や 」
(やえやまの らーゆはゆーら のまやえや)


花笠大阪のhapiruさんから
「類似品が、決して悪いとは思いませんが 愛をこめてつくっているのと、単に商売のためにつくっているのとでは大差がありますね。
もちろん、生活の確保は、大切なことですが。。。
ライバルが出現するのは、技を磨いて製品を進化させていきますが、まがい物が大きな顔をしているのは嫌です。
ましてや、出来上がったものを右から左に流して財を得るということには、嫌悪感があります。
自然淘汰を信じておきます。

やちむんの工房でききましたが、今シーサーなどは(サンシンも)ほとんどベトナム製で、工房の人が嘆いてるそうですね・・・。
せめて、県産品のお土産を買いたいものですよね。
消費者も、安易に安価へ走り、野生のカンみたいなものが、鈍ってしまっているのでしょうね。

100円均一ショップも考えものですよね。ものを大切にしなくなるし・・。
県産品で豊かな沖縄。国産品で、技術の保持を!

辺銀食堂さんに行ける日も、たのしみにしております。
いつも、見えにくい沖縄情報、ありがとうございます」

沖縄の行政には、「黄金の花」を今一度歌ってほしいです。
黄金の花はいつか散る。
愛のある商品は、きっと残り続けるにちがいない。
消費者も生産者も金につられているけど、行政は「愛」に 助成するべきじゃないのか。
「愛」を助成すべきじゃないのか。
沖縄関連のお店をされているHapiruさんならではの思いを感じました。

国際通りに並ぶ低価格のシーサーや琉球ガラスは、ベトナムか台湾産です。
これは難しい問題ですね。
琉球ガラスの業者には、現地に沖縄スタッフを送って工場を作り、地元を指導しながらきちんと作っているところもあるようです。

三線は、ベトナムで全部作っているもの、ベトナムでキットを作り、沖縄で組み立てているものなどが
あるようです。
これも技術指導が入っているケースも考えられ、一概に粗悪品かどうかいえないのが難しいところですね。


赤しまぞうり浦添のterup探偵は
「私の住む浦添市でも特産品が無いから作らなくちゃとかでバンバン助成金を出して
ことごとく失敗しています。
人の税金使って浅はかな担当者のその場の思いつきでいろんな助成事業が毎年おこなわれています。
商工会も観光振興課ももっとムヌカンゲーしろー!
特に役所に近いところで仕事をしていた私には助成事業のいきさつがよくわかりわじーわじーします」

リアルな話、ありがとうございます。
浦添もそうなんですか。
ほんとに担当者のその場の思いつきという感じですね。
担当者もすぐに替わるから、腰掛けでしかないし。
告発的なことを書くのは気がすすまないけど、いずれ行政には研究者として意見しなければと思っています。

浦添市といえば、IT関連の担当者はしっかりした未来像を描いた政策を行っていて、オープンソースによるシステム開発でこれまでMSや本土大企業に使用料やメンテナンス料として払ってきたのものをやめて、市でシステム管理できるよう大変革しつつあると聞きました。

沖縄の公務員は、県民で最も高い収入を得ているグループに入るのだから、県の将来を賭けてほんとにしっかり働いてほしいですね。


黄ハイビスカス大阪のナツキ探偵から
「類似品に限ってデカデカと「類似品にはご注意下さい、 って書いてるよね〜www
石垣島ラー油気になります!!
それでぜひ沖縄アグーの餃子が食べたいです。。。 」

ラー油の類似品にも、いかにもそういいたげなことが
たしかに書いてありました。

アグー餃子!作りましょう!
笛も作るけど、いちおう神戸人なので、餃子と豚マンは
子供のころから作ってました。
おそらく、アグーの背油で具を練るとかなりうまいはず。
那覇に来られた時は、ビーチでアグー餃子パーティを
ぜひやろう。


晴れ神戸の演出家、小田安二郎探偵から
「哀しきスパイラルに余りに無力な私です。
関係なくて申し訳ないですが・・・今話題のタミフルのパテント料の一部はラムズフェルドに入る・・・という噂が本当なら恐ろしいですな」

たしかにこんなんがありますね。
「ラムズフェルド、鳥インフルエンザで大儲け」
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/11/post_38a5.html

薬は、使えば使うほどアメリカが儲かる仕掛けになっている、といっても過言ではないのでしょうね。
だからこそ、アメリカは南米アマゾンの熱帯雨林保護を大義名分に、遺伝子資源のひとりじめを狙っているのでしょう。
我々東洋人としては、医食同源などよる伝統的な代替療法を復活させて、薬を使わない暮らしを徹底したいものです。
実践にはここ沖縄が相応しいですね。


赤しまぞうり再び浦添のTERUPさん
「浦添市のIT担当の課は移動が無いからです。
2〜3年前に全国紙で報道された不祥事がありましたが、 それ以降ちょっと気合を入れたようです。
情報室は皆技術者なので移動が無いから、 他の課のような年度ごとの予算消化の考え方ではなく、 将来の展望を見据えたシステムの構築ができるのです」

なるほど。
他の部門もそういうふうになってほしいなあ。
たとえば福祉関係で生活保護の担当者など、役所では不人気職場のひとつで、腰掛けでやってる職員がいるからクライアントの状況に傾聴せず杓子定規にやって大過なく任務を行うみたいな人がいる。
三位一体の構造改革で予算を削ることばかりではなく、抜本的なあり方を見直してほしいですね。教員は免許更新制度をするとかで揺れているけど、公務員こそ適格チェック制度を導入してほしい。


沖縄そば神戸の尚香さんから
「石垣島ラー油の類似品ってそんなにあるんですね!こちらでも、石垣島ラー油の値がだんだん上がっていくのにビックリですが、便乗して中身が粗悪なモノが出回るのってどうなのか・・。Rワールドのサンシン屋さんのサンシンも初心者向けとはいえ、ベトナム製¥○○,○○○と売り出されているわよ。おととい、TVでまた、<沖縄のGWオススメリゾートホテル特集>などと、石垣や本島恩納村やらのホテルがでてたけど・・。今、沖縄に限らずまた!地価がバブッてるみたいだけど、あきませんよー。長年あるもんを一瞬にして壊して新しいモノを作っても、歴史あるものは二度と再生できないのに。自然や建築物。県や市はもっと考えるべき。保護しないと。最後に、伊是名島の70歳過ぎのオバァ一人で営んでる、民宿<ときわ>。一泊¥4500。食事に使うアーサを海にとりに行く。丁寧にはさみで切って籠に。『ここのを食べると他のところのは食べれないね~』と、リピーターのお客さんも多いとか。10万近くするリゾートホテルの紹介の最後に、この民宿を見たとき、なぜかホッとした。これだよ~って。
PS:灘の王子動物園が北区に移転する話を聞いて怒りをかくしきれない今日この頃」

沖縄の南北(南は石垣島)で土地がころがされている状況は、バブルの頃よりもっと複雑怪奇かも。
神戸でも、子供のころ遊んだ里山が、業者によっていいようにされて、マンションになっていく。
いったい、山とか自然って誰のもの?
土地の所有権はあるだろうけど、その土地にある自然は所有者が乱用していいものではないと、法律で明確にしてくれないかな。
伊是名島の「ときわ」の話は、なんだかすがすがしいね。
持続可能な観光のあり方のお手本だと思います。
次の世代に残すことと、いま観光客も含めて社会が求めていることは何なのか、お金が判断力を曇らせている状況はどんどんひどくなっている気がします。

で、王子動物園って北区に行くの???
するとその土地は、神戸市の借金のためにまたまたデベロッパーに売られて、神戸らしい景観ぶちこわしのマンション群が建つわけですね。
灘区は神戸市から独立してほしい。  


Posted by We are OKINAWAN-KOBE at 20:13Comments(2)

2007年03月16日

笛作りをしませんか 【八重山】



兵庫沖縄県民の会が八重山に来ることもあり、
石垣の樹木チェックもあり、あすの午後便で
八重山へ。

今回は、地元の子供と久々に笛を作る予定です。
山が3月から解禁になったので、樹木チェックを
兼ねて知人所有の山に入って竹をとってきて、
電動ドリルで穴をあけて作ります。

筒状のものとドリルとサンドペーパーと詰めるもの
さえあれば、 誰でも簡単に作れます。
水道用のプラスチックパイプでも
ちくわでも作れます。
(ちくわは作ったことがないので、たぶん)

うまく乾燥させないと破裂したりするので、
どうやって乾燥させるかなー
いや、適当な竹があるかな??
昨年の台風でめちゃめちゃやったし。

いずれ那覇でも笛作り会をやろうと思ってますので、
笛をやってみたいという人はぜひおこしください。

ちなみに自分の笛は決して上手ではなく、
うまい人からは「何??」って感じで しょうが、
吹く時は気持ちをこめて吹いてます。

日本人が、ずっと昔から、子供のころから親しんで
いる楽器は、実は笛です。

【写真は、以前波照間で恩師の方と作った笛】  


Posted by We are OKINAWAN-KOBE at 13:29Comments(0)

2007年03月13日

神戸の沖縄人【沖縄就職】

本日まで帰灘していた。

出身高が那覇の我が家の目と鼻の先でもあり、よく世話になり、
かわいがってもいる沖縄出身の大学3回生と、就職について
話した。
消費者心理を専門に勉強していて、ウエディングプランナーか
広告関係の仕事を目指している。
卒業後は、やっぱり沖縄に帰って就職したいという。

沖縄を出る前に聞いてきた、本土の大学を出て沖縄に帰った
うちの相方や友人たちの意見もまじえて、
「4回生の今年は、神戸でインターンでも何でもいいから、
とにかく現場を踏む経験を積んでがんばらんとあかんねー」
と再会を喜びつつ話しあった。
実際、沖縄Uターンを目指すとなると、本当に貴重な1年に
なるだろう。ウエディングの分野では、神戸には格好の現場が
うじゃうじゃある。

沖縄県はテーマ型観光のひとつとしてリゾートウエディングの
誘客をすすめており、県外からの挙式数が1999年に200組
だったのが、2005年4605組、昨年2006年は6050組と
順調に推移している。2011年には1万組を目指す。
グアム、ハワイなどが競合相手で、海外気分ながらリスクが
少なくできることをアピールしている。

人材不足を言われる沖縄の観光関連で求められているのは、
やはり本土のシビアなマーケットで頑張った経験者か、
徹底したサービスマインドを持っているスタッフ。
たとえば顧客満足でも、企業としての社会貢献度や環境への
問題意識、国内はもちろん国際情勢に対するセンスなど、
トータルとしてのサービスの概念を持った人が望まれている。
これらは、県内の大学や企業だけで感覚を磨くには限界がある。
沖縄の現場にいて、県外に出た若者の力の必要を痛感している。
もちろん、県外出身者で沖縄での就職を目指す人にもいえる
ことである。

沖縄に帰ってくる人たちは、沖縄の命運を握っているという
覚悟で、がんばれよー  


Posted by We are OKINAWAN-KOBE at 21:47Comments(0)

2007年03月08日

有楽町「請福」路上販売のナゾ【泡盛】

きょう、沖縄から東京に日帰り出張した。
10:40那覇空港初、23:15那覇空港帰着という強行スケジュールは、大阪から新幹線で東京に日帰り出張するよりかは楽だった。

有楽町駅前で、驚いたことに石垣島の「請福・ファンシー」を路上販売しているにいちゃんがおった。
急いでいたのでどういう名目で売っていたのかしっかり見ることができなかったが、箱詰め品が山積みされていた。
今は、路上販売に酒販免許はいらなかったのか?
そして、一昨年にこの酒が花粉症に効くと流されたネタは、いまだ健在なのか?

ある酒の大型専門店のホームページには、
「花粉症で人気の請福ファンシー。一番新しい詰めたての請福ファンシー!請福酒造のファンシーは人気・話題の泡盛です。泡盛独特の風味と薫りを持つ35度の泡盛で力強い泡盛をお好みの方にオススメの品です」
とあり、在庫切れという。
大手のショッピングサイトにも「花粉症に効果があるという琉球泡盛焼酎が入荷」とあり、これなど薬事法違反と考えられる。
他にも、同様の売り方をしているHPは数々。

請福酒造HPには、
「1/27全国ネットニュース番組での放映後、おかげさまでご注文が殺到しております」
とだけあり、花粉症のかの字も書いていない。

ちなみに、ある週刊誌がこの1月ごろ、なんとか花粉症に効くといわせたいのか、地域産業/農業専門であるうちの研究室(沖大)の教官に問い合わせてきたが、教官は
「そんなもんわかるかい」
と一蹴した。
どこかの研究で成分分析や効能の結果も、たしか出ていたはず。
あるある大辞典で懲りない連中は、まだまだいるので注意を。

「請福・ファンシー」が花粉症に効いた人、いるのか?

黄ハイビスカス那覇のアキさん
「もし効かなかったら、花粉症で苦しんでいる人に迷惑な話ですよね。酔って、花粉症だかなんだかわからなくなるっていう話だったりして…。」

たしかに、酔うと鼻のとおりはよくなるでしょうね。
僕は花粉症ではないのですが、昔から粘膜が弱い人で、 風邪をひくとまず鼻がやられます。
大阪の会社に入ったころ、風邪の時は仕事に集中できないので、隠し持っていた久米仙をひそかにちびちび飲んで仕事をしていました。
でも酒がきれるとぼーっとして仕事になりませんでした。
だからまたちょびっと・・・
まわりは気がついているのかいないのか、何もいわなかったのが不思議です。
しかも、その時の部署は人事部でした。


よつば宜野湾のグリムさん
「あるある?がないないになったでしょう?人間様は実は弱い。
何かを飲んダリ食べたりすればよくなるという言葉に弱い。
さぁ・今一度生活を見直してみようかと独り言。優しい心になれるビタミン愛を。たくましい心になれるビタミンガッツを・・・常備薬に・・・」

さすがねーさん、うまいこといいますね。
「効く」とか「流行っている」とかにすぐとびつく日本人。
振り回されるのが宿命なのか、振り回す側が巧みなのか。
ずっと前から「賢い消費者に」とかいわれているけど、 なかなかそうはいかないですねー
ビタミンi(愛)ね、いいねー。
どんなものにたくさん含まれているのでしょう。
人に親切にして「ありがとう」っていわれたときとか、 親切にされて「ありがとう」っていうときとか、
じわーっとビタミンiを摂取している気がします。


パインアップル浦添のterup435さん
「請福・ファンシーじゃないとだめなの?
ヤフオクで泡盛がけっこう高値で出品されているのを見ましたが・・・。
東京では前は菊の露酒造だけが東京支店を置いていました。
(社長の息子が支店長兼営業ようするに彼一人したが)
最近は他メーカーも進出しているのでしょうか。
たまに東京に行ったときに酒屋をのぞきますが、
菊の露のほかにはせいぜい久米仙くらいしか見ない気がします。
なんかに効くって言ううわさを流すのが
商品を広めるには早いですね。
でもうそはだめですよねえ。
ちゃんとデータそろえて『特保』の泡盛なんていいかも」

ファンシーだけが花粉症に効くと広まっているみたいですね。
有楽町の街頭で売っていた人も、ファンシーだけを山積みしていました。
ヤフオクに出ているのは、家庭でねかした古酒とかでは?
東京では、久米島の久米仙と瑞泉も営業所を出しているはず。
トクホの泡盛とかなったらおもしろいね、養命泡盛やね。
学生時代に居酒屋でバイトしていたとき、これも風邪ひきネタ
やねんけど、すごくしんどくてフラフラしていたときに店の大将が「これ飲んだら直るから」といってきつい酒に何かをまぜたみたいなものを飲ませてくれ、フラフラが直った記憶があります。たぶん泡盛になんか混ぜてた感じでした。


青しまぞおり神戸のたかさん
「ちなみに、特許の出願は拒絶されたようです」

特許って、なんの特許を出願したんやろ??
まじで花粉症に効く製法特許とかかな?
請福は最近売り込みが激しい、と波照間の共同売店のおばちゃんが 去年の秋にこぼしていました。
売店にも泡波のミニチュボトルではなく、請福の「波照間島」 (だったと思う)のラベルをはったミニチュアボトルが 大量に並んでいました。
請福は、個人的には非常に好きな味です。


赤ハイビスカス浦添のバリーさん
「日帰り出張お疲れ様です。読んでいるだけで疲れそうだ。
泡盛・・・江戸川近辺のダイエーテナントにも泡盛は普通に置いていたけど、『請福』あったかな?
『泡波』はまぼろし!って聞くね。飲んでみたけど、私には普通に感じたけど」

以前は、請福は本土ではなかったですねー
今はどうなのか・・・
泡波は、波照間島で飲むから、あの素朴な味が島の風景に 溶け込んで、おいしいですね。
きのう、飛行機で江戸川見えました。
沖縄から飛行機で東京に行くのは初めてで、見える景色が いつもと違うので興奮していました」


三線高知のじゅんちゃさん
「いやいや、思わず失笑してしまいました。
でも○○に効果がある”という”歌い文句なので、薬事法とい うより、広告表示に関する法律上はOKなのでしょうねー。
同じようなもんで、”燃焼系”などと歌う飲料もありましたがあれは”何に燃焼する”と具体的に記載していないので問題ないそうです(苦笑)。
まぁ逆をついてフレンチパラドックスの如く、泡盛を飲んでるから沖縄県人は○○の死亡率が少ない!などとすれば売り上げが急速に伸びたりしてー」

ネットは事実上審査がないし、摘発されれば削除するだけなので、野放し状態なんやろねー
泡盛を飲んでいるから長寿ともいえるし、短寿ともいえるところが、沖縄の奥の深いところといえそうです。
そのあたりの研究、マーケティングと連動するかたちで本気でやればいいのにね。
ワインのポリフェノールが疾病予防に効果があることは、カリフォルニアとフランスの比較実験で証明されたからねー


沖縄そば神戸の尚香さん
「こんばんは。請福・ファンシー、路上で~~?怪しい・・。中身モノホンですかねー。ちなみに、私、5月に必ずイネ科の花粉症になるんですが、そのときとあるお店で飲んでみましたが・・。すでに、他の泡盛で鼻の粘膜が中和されていてかわりませんでした。あしからず・・」

土曜日からドタバタで関西に行ってました。
大阪でも神戸でも、東京で見たような売り方で請福を売っているのはみなかったなー
やっぱ巨大消費地でブームを気にする人が多い東京ならでは?
だいたい泡盛ってどれでも鼻の粘膜には効くよねー
ところでいかなご炊きましたか?
神戸でコーヒーといかなご買ってくるの忘れたー!
ケーキは持って帰ってきましたよ。
六甲のある店で、「六甲篠原ロール」という、普通のロールケーキよりふわふわ感が強いものです。
「沖縄に持って帰ります」と話したら、「たぶんこのケーキ、沖縄初上陸ですわー」と喜んでくれました。  


Posted by We are OKINAWAN-KOBE at 02:07Comments(1)

2007年03月06日

十六日(じゅうるくにち)のナゾ【旧暦生活】

昨日は、「十六日」だった。
あの世の正月、と聞かされてきたけど、
周辺では特に何もしていない。
さっきテレビでも、沖縄本島では十六日の行事をする地域が
減りましたねー、とニュースでコメントされていた。

うちの相方が波照間小学校勤務だったとき、
十六日の学校は昼から休みで、子どもは親と一緒に墓に行って
行事の手伝いをすると言っていたはず。
そのかわり、シーミーは八重山ではあまりやらないとか。

しかし、なぜ旧暦正月の16日後が、あの世の正月なのか?
誰か知っている人、教えてー
ちなみに旧正月は新月、十六日は満月+1月齢。
つまり、十六夜です。
旧盆は、満月です。

パインアップル石垣のじゅんこ探偵が現地レポート。
「今年は今朝からかなりの雨で悪天候でした。
昼頃から雨も落ち着き 時々ぱらつく程度で落ち着きましたが、
ずっと曇りで風もあり昨日の好天気とはうって変わっての空模様。
そのため、お家のお仏壇の前で十六日祭をする家庭も多かったようでした。
十六日祭、いい習わし?行事?ですよね。
もしかしたら私も同じニュース見てたかもしれませんが、
学校や仕事も休むっていうのは
いいことだって言ってましたね。
それほど大切な行事だと自然とうえつけさせられるしって。
ちなみにスーパーでは数日前から十六日祭のおかげで、
食糧が豊富で野菜の値段が安くなってましたよ」。

那覇も朝方ものすごい風でした。そして寒い。きょうも寒いよー
別れびーさーだそうです。
八重山に限って野菜が安くなるというのは、とてもおもしろいですね。
地域の行事を学校や会社より優先させることはすばらしいね。
そうやって大事に守ってきたから、いま価値ある地域として全国から
注目されるようになってきたのですね。
自然や地域を邪険にして企業利益を最優先してきた本土の都市が、
いろんな社会問題で苦しんでいるのが象徴的です。


パンダ西宮の体操のおにいさん、よねちゃん探偵は
「沖縄の16日祭のことはわかりませんが・・・・
十六夜(いざよい)は満月より遅れてためらいがちに昇る月の意味・・・・
いざよい・・・とはためらい遅れること・・・と本に書いてありましたが・・・・
十六夜日記というのも古典で習いました・・・」
川柳もいただきました。
十六夜の 月見上げ歌い 友偲ぶ

ありがとうございます。
十六夜とは、ためらいの美学なのですか。
あの世の正月が十六夜ということは、なにかそういった仏教的な
価値観や死生観があるのかな。
返歌
寒月に 故郷の友の 震え知る


黄ハイビスカスやはり宜野湾大母のグリム探偵は詳しくこたえてくれました。
「私の生まれ島本部ではジューロクニチーといいます。
今年お亡くなりになった方は、ミーサーという。
前の年になくなられた方を、フルサーという言い方をします。
旧暦でするのが多いですが、瀬底は新暦に統一しています。
どういうことをするのかといえば、法事ですよ。
田舎は横のつながりが深いので、今年なくなった方の家を回り
仏壇に手を合わせウートート。
もちろん香典を持って行きます。
生活改善されているので、1000円から2000円の相場です。
ほとんどの家が仏壇の両端に鮮やかに飾り付けされたちょうちんが
下げられていました。
飾り付けの一つ一つにも意味があるようです。
ちょうちんの役は暗いので、ちょうちんに灯をつけてあら橋を渡り
ご先祖様とご対面するんだそうです。
でもちょうちんを廃止している所もあります 」。

北部では十六日をしっかりされているのですね。
新暦でされるところがあるというのは、少し驚きですね。
行事の細部ひとつひとつに重要な意味があるというのは、
波照間で学びましたが、ほんとにご先祖さんや最近亡くなられた
方と交信しているというのがリアルに伝わってきます。
あの世に行かれた方への気遣いは、すばらしい。
大切にしなければ。
日本を社会の破滅から、地球を環境の破滅から救うのは、
こういう地域の態度からしかないような気がします。  


Posted by We are OKINAWAN-KOBE at 14:31Comments(1)
おきなんまちかどラボ
We are OKINAWAN-KOBE
沖縄大学山門研究室「沖縄なんぶの樹・菜・食をいかした集客交流とまちづくり」研究班の拠点。今のところ移動体研究室で、那覇市銘苅のnagamine研究室と沖縄大学山門研究室、糸満公設市場西側(糸満協同診療所ウラ)のさかな料理店「あっぴー」(メンバーが今年1月に開店)がラボ。70代から30代まで世代と職種を超えた沖縄南部在住のにーにー、ねーねー10余名が、足元にある宝物を再評価する取り組みを通じて県内外との交流やスモールビジネスに挑戦している。


こちらもよろしく。
↓↓↓
神戸市灘区グローカルサイト「ナダタマ」沖声灘語・うちなだんちゅ物語
http://www.nadatama.com/ modules/wordpress6/index. php/archives/


★三線・笛・琉球胡弓で楽しむ沖縄民謡クラブをやってます★
●まいどでーびる 島唄の会
毎週土曜日19ー21時、那覇市久茂地公民館(県庁前駅徒歩5分)で、那覇に来られた方が沖縄民謡と接したり沖縄の人と交流できる会を琉球民謡研究所出身の4人で行っています。県内外の沖縄島唄をこよなく愛す仲間達で、会員数は17名(2007年3月2日現在)。 年齢層としては、下は20代から上は70代と幅広いです。三線だけではなく、笛、胡弓も一緒にセッションしています。沖縄本島の古典、民謡、新唄、情け唄、宮古民謡、八重山民謡をバランスよくやっていきます。

・三線をやってみたい、または興味がある。
・三線習っていて一旦止めていたけど、またやってみたい。
・せっかく沖縄に旅行にきたので、三線もさわってみたい。
などの方、気軽にお越しください。
活動日は原則として毎週土曜日夜7時〜9時まで。
問い合せは shimauta_sanshin@yahoo.co.jp 
会費は1回300円。民謡を知らない方でも安波節、安里屋ユンタ、なりやまあやぐなど歌えます。那覇にお越しの際はお立ち寄りを。

また、三線・笛・琉球胡弓(くーちょー)・三板によるアンサンブルで「沖縄民謡生オケ出張」もいたします。
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